NonStopmusiK

耳に引っかかった音楽

1619kHz (Chouchou)

Chouchou(シュシュ)という日本の音楽ユニットから
1619kHz という音楽が耳に引っかかりました。

個人的にアンビエントは全く聴けないかメッチャ聴けるかに分かれるのですが、
この曲は後者で延々と聴いていても飽きないです。

「夜」や「浮遊感」などを感じられる音楽は大変好物なのですが、
「夜を旅する」というコンセプトで作成されたアルバムの中の一曲ということもあり、
存分にそれらを感じさせてくれます。

特に音色やエフェクトの使い方が「夜」を感じさせてくれ、
コード感が「浮遊感」に繋がっている気がしました。

更にナレーションの淡々とした口調や内容が「孤独」や「恐怖」の
味付けをしてくれていて、独特な雰囲気を作り出していると思います。

パッと聴くと言葉遊びの部分に目が(耳が?)いきがちではないかと思うのですが、
曲の方も色々と作り込まれていてとても気になります。

バーブなのかコーラスなのかのフィルタが突然深くなったり、
文節毎にナレーションのパンを振ったり音の鳴らす/止めるのタイミング制御 etc...
実際のところはどう制御しているかわかりませんが、
常に何らかのパラメータが動いていて飽きさせない工夫が施されています。

そうして曲の深いところに引き込まれて引き込まれて、
最後に曲が終わり「高速道路情報をお伝えしました」の声が残ることで、
ハッと現実に引き戻される感覚を味わえるところまで含めて、
感動させられました。

インスト版もあるようなので、そちらの方も聴いてみようと思います。